地域まるごとケアin北富田(前編)

  • こんにちは、地区活性化担当の志賀です。

いつの間にかセミが鳴き始め、空はゴロゴロと雷模様。昔から“雷が鳴ると梅雨が明ける”と言われています。夏本番はもうすぐそこですね!

夏と言われて思い浮かべるのは、お祭り!そして花火!

今回は、超高齢化集落が仕掛けた“山の上からの打ち上げ花火への挑戦”について2回に分けてレポートします。

 

高齢化率約70%の集落

茨城県常陸大宮市北富田地区は大子町に隣接した中山間地域で、火打石として重宝されたメノウの産地として栄えました。そんな北富田地区は、現在25世帯43人が暮らしていますが、69%という高齢化率は市内でダントツの数字。

一般に限界集落や高齢化集落と呼ばれるのは65歳以上が50%を超える地区を指しますが、北富田地区も例外ではありません。(限界集落とは人口の半数以上が65歳を超えていて、且つ社会的共同生活の維持が困難な地域を意味するそうなので、今回は限界集落というワードは使わないことにしました。なんと言ったって、集落一丸となって打ち上げ花火を仕掛けてしまうくらいですもの!)

 

【2009年には東京新聞で『限界に生きる』という特集記事が組まれました(写真は2009年1月1日(木)発行号)】

 

 

機は熟した

私は地域おこし協力隊(諸沢・北富田地区活性化担当)ということで、昨年から北富田地区に関わらせて頂いていますが、当初から地区の雰囲気は不思議なくらい明るく活発です。小さな集落だからこそのまとまりとアットホーム感なのかもしれません。

昨年から現在の区長さんに変わってからは、毎月のように手打ちうどんづくり(北富田地区で収穫された地粉を使います)や阿波踊り講習会(徳島県出身の移住者さんが講師)などの集会が集会所を利用して行われ、集落全体や周辺地区との交流が図られました。

そして、そのたびに培われていくおもてなし力や眠っていた地域資源を大きく発揮させる為に、区長さんを発起人として打ち上げ花火の計画が持ち上がったのです。

参考:最近の出来事レポート【クリーン作戦と手打ちうどん】

―――(後編に続く)

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