ほしいもを売る!(4) – 選別

茨城県常陸大宮市地域おこし協力隊の間瀬です。

地域おこし協力隊3年目。3年間の集大成として、今年の冬はほしいもで売上100万円を目指します。

 

ビニールハウスには乾燥中のサツマイモ。

10/22に選別作業を行いました。

 

選別はとても重要

ほしいもを作るにあたりサイズを揃えることはとても重要です。

大き過ぎると、蒸し時間が無駄に長くなります。

小さ過ぎると、皮を剥いたとき身がなくなってしまいます。

大きいイモと小さいイモが混ざっていると、均一に蒸すことができません。

この選別によって、加工のときのロスや燃料費のコストが大きく変わります。

繰り返し言います。本当に選別は重要です。

 

作業内容

 

このイモは大き過ぎます。

 

このイモくらいがほしいもに丁度良い大きさです。

 

ビフォアアフター。

これだけイモが一面に広がっていると、どこにどう仕分けするか、どこを通路にするか、考える必要があります。

私は「頭を使うこと」はとても良いことだと思うんですね。

言われたことを言われたままにやるばかりの仕事ではなく、一つ一つの作業の意味を考えて、工夫する。自分で考えて仕事をすると、仕事に対して積極的になれます。

ああしたら良い、こうしたら良い、一緒に作業している人と相談するのも楽しいことです。考えることは仕事を楽しめることでもあると思うのです。

 

最後に袋詰め。

 

総量

この選別により、ほしいもに使えるサツマイモの総量がほぼ確定しました。

20kgを袋に詰めて81袋できました。総量1620kgとなり、2560kgの全収穫量の約63%が良品ということになります。

この時点で目標2トンだった収穫量の80%しか原料が確保できなかったことになり、目標売上に、さっそく暗雲が立ち込めます。

 

ちなみに大きいサイズだけをまとめた大が5袋。これはちょっと蒸し時間が長そう。

ほしいもに適した中~小が74袋。

本当に小さいギリギリが2袋。

本来なら中~小をもう少し細かく仕分けできるのが理想でした。仕分けの曖昧さを反省。

 

かかった時間

選別作業には2人でやって半日くらいかかってしまいました。のべ7時間の作業となりました。

また、袋に詰める作業でも2人で半日、8時間かかりました。

 

さらに、ほしいもに向かないサイズのイモをビニールハウスから出すのに、4時間を要しました。

色々と合計すると、ずいぶんと余分な時間を要してしまった印象です・・・。

 

周辺農家の選別の仕方

周辺のサツマイモ収穫作業を見ると、畑から持ち出す段階で既に選別作業をしているようでした。小さいイモは畑に残したままで、適した大きさのイモのみ畑から搬出して乾燥に回しているのです。その方が明らかに運搬も選別の時間も短縮できます。

 

小イモを加工品で活用するなら話は別ですが、選別は畑で済ませてしまう方が良さそうです。

 

この選別作業では良品率が判明し、来年以降の貴重なデータを得られた。

というところで、では今日はこのへんで。

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