茨城県常陸大宮市地域おこし協力隊の間瀬です。
御前山ダムを作るとき、ダムに沈む場所に生息していた植物を移植しようという試みがありました。それが御前山ビオトープです。
小学生の授業の一環として御前山ビオトープは利用されており、その授業を見学させていただきました。
ビオトープとは
ビオトープとはドイツ語のBiotopからきており、『生物群の生息空間』という意味。
田んぼにメダカとホテイアオイを入れて『田んぼビオトープ』と称す例もあり、子どもの体験学習などで利用されている。そういった小規模のものまでビオトープと呼ぶのかは意見が分かれるところではあるが、ビオトープはそういった生態系の保護活動と平行する形で普及してきた概念であり、密接な関係にある。
※ Wikiペディア『ビオトープ』より
御前山ビオトープはこんなところ
授業中の小学生たち。青空教室のようなベンチもあります。
ビオトープの雰囲気です。
[ハナイカダ] 。葉の中央に実がなる珍しい植物です。
[コアジサイ]。小さい花のアジサイ。かわいらしいです。
[ヌルデ]。触ってもかぶれないウルシ。茎のとこに『ヒレ』のようなものがあるのが特徴です。
水芭蕉の植栽を行っています。
ビオトープから何を学ぶ?
ビオトープは生態系の保護活動と密接であることは前述のとおりです。
授業の冒頭に先生は語りました。
『ダムに沈む貴重な植物を守っていこうという活動であり、この活動を引き継いでいくのは、皆さんの大切な仕事です』
今回のビオトープの体験授業から小学五年生の子どもたちは何を感じたでしょうか。
自分が小学五年生のときに何かを感じることができたかと思い返せば、
『でっかいクモがたくさんいる!』
『野イチゴ甘い!』
くらいの感想しか出てこないような気もしますが・・・、
それはさておき、ビオトープをとおして子どもたちに伝えられることは多くあると思います。
例えば、
環境保護の精神であったり。
動植物をいたわることで、他人を思いやれる優しい人間の形成であったり。
人と自然の密接な関係を知ることによる、幅広い価値観の形成あったり。
私は『農家民泊の推進』業務に携わっており、今後、常陸大宮市を訪れる小中学生と接することになります。そのとき、民泊の活動の意味・意義を正しく理解し、何を伝えるべきで何を知ってもらいたいのかを整理することで、より価値の高い体験を提供することができるでしょう。
そのためにまだまだ自身の勉強が必要だと思いました。
※ 関連サイト