地域おこし協力隊の成功=定住?~地域おこし協力隊サミット~

あけましておめでとうございます!!

こんにちは、岩崎です。

11月27日に、東京で行われた地域おこし協力隊サミットに参加しました!

この日は、協力隊員と一般の参加者を合わせて1135名の来場者だったそうです。「地域おこし協力隊」に、それだけ多くの人が関心を持っているということなのでしょうか。

主催者挨拶、ゲストトークなど、色々なお話を聞く事ができました。その中でも印象に残った事を書いていきます。

当日のプログラムはこちらです。

地域おこし協力隊=「自己実現×地域の求めていること」

これは、前総務大臣の新藤義孝氏が挨拶で仰っていた言葉です。

やりたいことを見つけた人、つまり地域と生きていくと決めた人が留まっているとのことです。確かに、そういった人の中には覚悟があるし、覚悟を持つ人が起こす行動は、人の心を動かす事も多いでしょう。

私は、地域活性は「人々の幸せの形」と考えています。(参考記事:常陸大宮との出会いから1年~地域活性は幸せの形~)

地域活性には、イベントを開催したり、コミュニティスペースを作ったりなど色んな方法があります。そこで、共通するのは、地域の人が元気になるのはもちろん、主催者側も幸せを感じられている事だと思います。やる側が幸せを感じれば、それが自信となって、永続的な地域活性になるのでしょう。

”人口が横ばいで推移する地域もある”

藻谷浩介氏による”「イメージ」や「空気」は事実と違う”というテーマの講演の中で出た言葉です。都会は、高齢化が進むにつれて、高齢者が増えていきます。「少子化」「高齢化」は毎日のようにメディアで耳にする言葉です。確かに、これがすすむと人口は減り、自治体が消滅することもあるかもしれません。でも、島根県海士町のように人口がほぼ横ばいで、消滅することはない自治体があるのも事実です。

今、世界の人口は増えています。約100年後には人口は112億人になるそうです。

参考URL:2100年の世界人口は112億人、国連予測

人が増えれば、周りも賑やかになってゆくでしょう。でも、急激に人が増えれば、社会も色々と変わる必要があります。

でも、人口が横ばい推移で増減が少し収まれば、ある世代だけ人が多い、少なすぎる事が生じません。そう考えると、無理して人を増やす必要はないのかもしれません。

定住=地域活性の成功?

地域おこし協力隊の成果は、どれだけ定住できたかで測られがちです。確かに、この制度は定住を目的としたものなので、それは間違っているとは思いません。

また、地域で活動していれば、愛着が湧き、事業を起こすなどして任期後もそこに留まりたいと思う事もあるでしょうし、それで地域の人口が増えれば地域にとっても嬉しい事でしょう。

パネルディスカッションの後で、各自治体の隊員によるPRタイムがありました。その中で、「地域の人と結婚しました!」「定住して人口1人増やしました!」といった発言が散見されました。喜ばしい事ではあるのですが、同時に”定住=地域おこし成功?”という疑問も残りました。

定住する事によって、地域が少しでも賑やかになれば、それは成功だったと言えるかもしれません。隊員が地域を去ったとしても、任期中に何かを残していけば、それも地域おこしの成功と言えるのではないでしょうか。また、協力隊で入った地域で経験した事を他の地域で活かす事もある意味「成功」と言えるのかもしれません。

2017年は「実践の年」

ここまで色んな事を言ってしまいましたが、私自身は地域おこしの成功と言える成果を残しているわけではありません。だから、こんな事を言う資格すらないと思います。でも、このサミットの中で、地域おこしで目指すものが少し見えてきたような気がしました。今年は協力隊になって2年目になります。今年は、何かを残すための行動を起こす年にしようと思います。

こんな私ですが、今年もまた宜しくお願い致します!

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