1年目のおさらい~1年間の考えの変化~

色んなところで卒業式が行われていますね。卒業シーズン、到来です。

こんにちは、岩崎です。トップ画像は、常陸大宮市で初めて見た光景ということで、山方宿駅の駅名看板です。

着任してからもうすぐ1年、常陸大宮市に住んでからも1年経ちます。ということは、大学院を卒業してからも1年になります。

4月からは2年目に入るということで、卒業してから今までの考えの変化を書き連ねてみます。意識の変化などの投稿は昨年末にもございますので、そちらもご参考までにご覧下さい。

(参考記事①:常陸大宮との出会いから1年~地域活性は幸せの形~)

(参考記事②:常陸大宮に来て8ヶ月~私の中での意識の変化~)

 

今回は、協力隊に対する考えの変化について書いてみます。

注目されたい自分

研修に行ったり、他自治体の協力隊のSNSページを見て、

”地域おこし協力隊は、多くの人を巻き込んで、地域で何かイベントを企画・実行して地域を盛り上げていく人”

というイメージを持っていました。

なので、本当に地域おこしをするならここまでやるべきなのかな?、何か大きいことをやらないといけないのかな?という疑問を長いこと持っていました。また、人と違うことをやらないとオリジナリティがなくて注目されない!とも考えていました。

つまり、協力隊になったからには何かしらわかりやすい成果を出して周りから成功事例として注目されたかったのです。そこで、数値的な結果は、成果として一番わかりやすいかなと思っていました。

また、実際に地域を盛り上げている人は輝いて見えるし、多くの人から注目されるし、メディアに取り上げられることもあります。

そうすれば、「地域おこし協力隊」の存在を知ってもらえるチャンスを作れるかも…なんて思っていました。実際にそれによって、「地域おこし協力隊」の存在が認知されるという面もあります。私もIndeedのサイトで協力隊の求人を見る前に、名前だけは何となく聞いたことがありました。

思いと行動が一致しない自分

しかし、注目されたいと思っていたわりには行動が全く伴いませんでした。本当に注目されたいと思うなら、それに向かって行動するはずです。なので、本当に注目されたいと思っているのか?と常々疑問に感じていました。

こうして長いこと自分の持つ協力隊イメージと現状の狭間で苦しんでいました。

結局、何か注目されるような事を言わなきゃ、やらなきゃという気持ちでは、その場から逃げたい気持ちの方が勝ってしまって自分が行動に移すことはできませんでした。

「他人は他人、自分は自分」

最終的に、これに尽きると思います。ある人が考えた企画が誰かに注目されて、いろんな人を巻き込んで、最終的にはメディアにとりあげられることはありますが、全てがそういうわけではありません。

そう考えると、周りから注目されるために頑張るのは本末転倒かもしれません。

そこから、別に大きいことをしなくてもいい、注目されなくてもいいと思うようになりました。こう見ると、やる気がなくなったように見えるかもしれませんが、決してそういうわけではありません。

自分が楽しめる事は結局は誰かのためになる

ただ、自分の好きなことである歴史を活かして何かを表現できればそれでいいじゃんと思うようになりました。

自分勝手でわがままな考えに見えるかもしれませんが、それを活かして地域を紹介できればそこに魅力を感じた人がそれを見たい、知りたいと思うのでしょう。そうすれば、地域のためにもなると思います。また、私は以前から市外や県外から人を呼びたいと言っていましたが、本当はただ歴史ファンを増やしたかっただけなのかもしれません。

色々と自分の思いを整理してみて、自分が本当にやりたい事が見えてきました。大げさな表現かもしれませんが、私から歴史を取ってしまうと何も残らないのでしょう(笑)

こんな私ですが、来年度もどうぞ宜しくお願い致します。

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