ほしいもを売る!(7) – 干し場を作る

茨城県常陸大宮市地域おこし協力隊の間瀬です。

地域おこし協力隊3年目。3年間の集大成として、今年の冬はほしいもで売上100万円を目指します。

 

ほしいも熟成している間の11月は、主に干し場や作業場の準備をしています。

今年はなかなか寒くなりませんね。ほしいも作りが始まるのも例年より遅れそうでしょうか。

 

天日干しに決めた

ほしいもの乾燥の方法は乾燥機と天日干しの二種類。

乾燥機は速くできるけれど、美味しくない。

天日干しは時間がかかるけれども美味しい。でも時間がかかる分、雨や温度によってはカビが生えやすいという欠点があるそうです。

 

できるだけ自然な形で作りたいという気持ちもあります。天日干しの方が美味しくできるとも聞いています。商品のコンセプトという意味でも、天日干しだけで乾燥させることにしました。

資金に余裕がなく乾燥機という選択肢は、そもそもなかったということもありますが(笑)

 

雨をしのげる屋根付きの干し場のため、ビニールハウスを建てることにしました。

 

ビニールハウス組み立て

ビニールハウスの支柱は、以前もらったものを再利用しました。

→参考記事:ビニールハウスを解体しました

 

まずは立てる場所を正確に決めます。

角は90度。正しい長方形になるように。

過去にビニールハウスの組み立てを手伝った経験から、この位置決めが非常に重要。支柱を挿す位置が正しければ、うまく立ちます。

紐を張って直線を引くのは必須です。

 

 

建設予定地には傾斜があります。傾斜があるまま建設するか、整地するか迷いました。

作業時間や安定性など諸々考慮した結果、傾斜のまま立てることにします。ほんっとに常陸大宮は山ですね!

山を感じるたびに平地の農家には負けないぞ!と心の中で叫ぶことにしています。

 

さあ最初に立てたのは入り口側です。

縦横のパイプが一番複雑な場所を確定させた方が、作業の戻りが少ない気がしたからです。

それにしても初めて立てるビニールハウスが傾斜地というのは素人に対しては結構ハードルが高いです。

パイプを水平面に対して直角に立てるのか、地面に対して直角に立てるか、そんなことからどっちが良いのか判断がつきません。

結局水平面に対して直角に立てました。地面に対して直角に立てるのは、どうみてもバランスが悪いです。

 

次に横のアーチパイプを立てます。

47cm間隔に目印を付けて、正確に。

 

最終的な骨格はこのように。

奥から手前に傾斜しているのに加えて、左から右へも傾斜しています。

 

横から見ると、結構斜めになっています。

斜面の高い方は石が多く、支柱が深く挿せなかったりもしました。不安です。

 

ビニレールが飛び出てしまっているところも…。

切るしかないですね。

 

工具もこの機会に揃えたものがたくさん。

自然に立ち向かう心強い武器がどんどんそろっていきます。簡単なものであれば自分で作れそう。

ビニレールもこの中の工具で切りました。電動でなくても切れるんですね。工具の凄さを痛感です。

 

次はイノシシ対策。溝を掘りトタンを埋めてハウスの周囲に張り巡らせます。

 

今日は、いい天気です。

この写真、実は私が心配していたことが解消された瞬間の写真なんです。

撮った時間はちょうど正午。一日で一番太陽が高い時間です。

山の近くの土地や道路は日陰になっているでしょう。ビニールハウスの建設地として一番心配だったのが、この陽当りの問題。少しでも太陽が当たる場所を選んだ結果、斜面に立てることに。

一か月後の冬至の頃は、もっと低い位置を太陽が通りますが、これならビニールハウスに太陽が当たりそうです。

繰り返しになりますが、ほんっとに常陸大宮は山です!

 

さあ、最後にビニールを張って完成です!

 

中はこんな感じ。

 

かかった時間

のべ80時間かかってます。二週間です!

ビニールハウスを甘く見ていました。予定より大幅に遅れてしまいました。

でも、やればできる!できた!

今まだ準備の段階で色々と問題も起きているところですが、大丈夫、きっとできる!

ほしいもも美味しいのができる!

地域おこしも必ずできる!

 

というところで、今日はこのへんで。

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