クリスマスが終わり、もう年の暮れですね。こんにちは、岩崎です。
2017年ももうすぐ終わり。来年は3年目に突入します。時の経つのはなんて早いのでしょう…。
今年は協力隊も2年目になり、地域をより深く知る1年になりました。2年前の12月に面接を受けに常陸大宮に来た日が懐かしいです(*´ω`)
トップ画は、西金砂神社の本殿付近の展望台からの眺めです。今年1年を見渡して振り返ってみるという意味もこめて。
年末ということで、今年の活動で感じたことと来年の抱負について書こうと思います。
伝えるって難しい!
今年の私を表す言葉はこれです。
今年は朝の連ドラ「ひよっこ」に関する民具展のキャプションやチラシ作り、移住イベントで配るパンフレットの作成など自分の調べたことを協力隊ブログ以外で外部に発信する機会が増えました。
そこで私が感じたのは、伝えるのって難しいなぁ…ということです。長々と書いても伝えたいことがわかりづらいし、短すぎても伝えたいことの半分も伝えられなかったりします。このバランスを取るのが難しいのですが、これが一番重要なところです。
何でも伝えたくなる自分(笑)
地域のことを調べるにあたって、より理解を深めるために現場に行ったり、関連する書籍(自治体史やお祭りに関する本など)を読んだり…といったことをしています。
もちろん、それによって自分の中で知識を蓄えることができるので、もし何か質問を受けた時に対応できる可能性は高まります。
ただ、私の悪いクセなのですが、調べれば調べるほどそれを誰かに伝えたい!という気持ちが高ぶってしまい、文章がやたら長くなってしまうのです(笑)
もしそれが歴史に詳しい人やそれに興味がある人であれば喜んで読んでもらえるかもしれませんが、そうではない場合は途中で読むのが嫌になってしまうでしょう。
「伝える」ということは、それを知らない人でもわかりやすいように説明するということです。この「わかりやすく」というのがクセモノなのですが、最近になってこれは読み手に伝えたいことを意識することなのかな…と思いました。
伝えることが明確なものは興味をそそられやすい
調べれば調べるほど、情報が増えるので当然処理するものも増えていきます。
忘れてしまいがちなことなのですが、最近になってそれが何を伝えたいのか、そしてそれはなぜ伝えたいのかを意識することなのかな…と思うようになりました。
伝えたいことがあれば、見出しに大きく出せば目立つし、大体の内容のイメージが付きます。
ある日東京に戻った時に、上野の森美術館で行われた「怖い絵展」を見に行ったのですが、私が行った時は3時間待ちの長蛇の列でした。でも、この展覧会は誰もが知っている作家の展示というよりは初めて聞いた名前の人ばかりでした。ただ、「怖い絵展」という名前がシンプルでわかりやすいのと、恐怖という誰もが持つ感情に訴えかけていることが人気が出る理由の1つなのだと思います。
こう考えると、内容の知名度よりはシンプルに何を伝えたいかを意識した方がより興味をもちやすいのかもしれません。これはよく言われることではありますが、協力隊で情報発信の仕事をして身をもって実感しました。
来年は協力隊3年目、伝えたいことは何かを心がける1年にしたい
早いもので、協力隊も来年で3年目になります。常陸大宮に定住するかどうかも含め、次の進路を決めなくてはなりません。
今年に入ってから大館市と常陸大宮市の歴史の関係や地域のお祭りなど様々な事を調べてブログや協力隊だよりなどにまとめて発信しているのですが、まだ不足していることが多くあります。知識を蓄えつつも、何を伝えたいのかを意識する情報発信を心がける、そんな1年にしたいと思います。