ご無沙汰しております。
1か月以上過ぎてしまいましたが、2018年最初の投稿になります(笑)
今年も宜しくお願いします。
時間が経ってしまいましたが、先月1月13日に久慈岡地区で小正月行事のどんど焼き行事ワーホイが行われました。そこで、今回はワーホイ当日の様子と小正月について紹介します。
ワーホイ当日の流れ
ワーホイが行われた場所は、国道118号線沿いにある田んぼです。車からもよく見えるところにあります。
当日は16時に開始、16時20分にどんど焼き小屋に点火、18時半には消火という流れでした。その中で、柚子味噌田楽や柚子味噌付き芋串、つきたてのお餅とけんちん汁のお振る舞いが行われました。
それでは写真で流れを追っていきます。
▲どんど焼き小屋
正月飾りなど色々なものが入っていますが、行事が始まると、ここに点火されます。
▲竹でできた鳥追い小屋
この中では柚子味噌付き芋串が振舞われました。里芋と柚子ってかなり相性が良いですね♥
▲どんど焼き小屋、点火
▲次々と点火されると、あっという間に燃え広がります
▲消火するのはこの2時間後なのですが、これで2時間持つのか?と思ってしまうほどもの凄い勢いで燃えてます! 灰が結構飛んでくるので私はテントに一時避難…。
火の勢いは凄いのですが、少し離れていると暖かさも感じられて、まるで天然のコタツにあたっているかのようでした。外が冷えてきたのもあって、結構気持ちよかったです。
▲10分くらいはもの凄い勢いだったのですが、あっという間に落ち着いてきました。
この1時間半後くらいに消火され、ワーホイ行事は終わります。ここまで当日の流れについて書きましたが、もともとの「ワーホイ」は若干異なります。
もとの「ワーホイ」はどんど焼きと子供の行事を組み合わせたもの
もともとワーホイは子供の行事で、ワラで作った鳥追い小屋に子供たちがお餅などを食べながら夜を過ごすという行事です。その時に「ワーホイ、ワーホイ、今日はどこのワーホイだ。」などど唱えていたそうです。これが「ワーホイ」行事の名前になっています。
そして、翌日にお正月飾りとともに小屋も燃やしていたそうです。どんど焼きはお正月道具を燃やして歳神さまを天に送る行事なので、本来はどんど焼きと子供の行事を合わせたものだったのですね。
どんど焼きの炎でおもちを焼くと病気をしない
これはワーホイにまつわる言い伝えの1つなのですが、この炎は神様の通り道なので、そこで焼いたお餅を食べると神様のパワーをもらえそうですね。そこで焼いたお餅を食べて1年間健康に過ごしたいものです。
また、その他に書初めをどんど焼きの中に入れて天高く舞い上がると字が上手くなるという言い伝えもあります。
次は少々マニアックな話に移ります。
どんど焼きは小正月行事、実は秋田の「なまはげ?」も!
このどんど焼きやワーホイは小正月行事の1つです。小正月?あまり聞きなじみがありませんね。
小正月は、1月14日・15日を中心とした正月のことで、この時期は旧暦で新年最初の満月の日にあたります。どんど焼き以外にも様々な行事が行われます。
例えば…
▲道の駅みわ北斗星にて撮影
この写真のようなカラフルな丸いものが飾られているのをみたことはありませんか?この小正月の時期に商店街に行くとこんな形で飾られています。
これは「オカザリ」と言って、丸いお餅を枝に飾ったものです。小正月の前に飾るのですが、1月18日に飾りをくずす時にこのお餅を入れた小豆がゆを食べるそうです。
小正月行事は地域で異なりますが、特に有名なものとしては秋田県男鹿(おが)市の「なまはげ」があります。今は大みそかに行われていますが、元々は「小正月の訪問者」という小正月行事の1つです。
「小正月」は普段の生活ではあまり意識をしないかもしれませんが、こういった行事があると昔の日本人の生活を思い起こすことができます。昔は行事を行うことで、仕事の時とそうでない時の切り替えをしていたのかもしれませんね。