今年に入って、常陸大宮市内の道路上に青いモノが増え、これって一体ナニ? と思われている方も多いかと思います。今回は、その青いモノについて、少しご説明したいと思います。
まずコチラの看板
道路わきにこのような小さな看板がたくさん立ちましたね。
これは、「奥久慈里山ヒルクライムルート」というサイクリングルートを示すものです。
茨城県が県内にサイクリストを沢山呼び込もうと、2019年2月に「いばらきサイクルツーリズム構想」honpenv2.pdf (pref.ibaraki.jp)というものを策定しました。これに基づいて、現在、県内に「つくば霞ヶ浦りんりんロード」「大洗・ひたち海浜シーサイドルート」「奥久慈里山ヒルクライムルート」の3つのサイクリングルートが指定されています。このうちの「奥久慈里山ヒルクライムルート」が常陸大宮を通っているのです。ルートの分岐点などにこの青い看板があります。よく見ると、小さく「OKUKUJI SATOYAMA HILLCLIMB ROUTE」と書いてある看板もありあますね。
そう、常陸大宮には、県が推奨するサイクリングルートが通っているのです。常陸大宮は、県が推奨するくらいサイクリングに適した土地という証ですね。市民の皆さんもサイクリングをはじめてみてはいかがでしょうか。
また、このルートは、県道と国道で構成されているため、車・オートバイでも快適に走れます。ドライブやバイクツーリングのルートの参考としても良いと思います。
次に路面にあるこのペイントは?
この道路表示は一体なんだろう? と運転免許の教則本を取り出した方もいるのではないでしょうか。しかし、おそらく掲載されていなかったかと思います。関係法令では、まだ定められていないものなのです。
これは、通称「矢羽根」と呼ばれているもので、平成 28 年 7 月 国土交通省道路局と警察庁交通局が定めた「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」に沿って、現在、全国各地で導入がすすめられています。https://www.mlit.go.jp/road/road/bicycle/pdf/guideline.pdf
用途は、自転車が通行する場所を示すものです。(念のため記しておきますと、自転車は車道左側を通行することが原則です。13歳未満、70歳以上、身体の不自由な方が自転車に乗るときは、歩道を通行できます。また安全確保上やむを得ないときも歩道を通行できますが、その場合は、いつでも止まれるスピードで走ることになります。)
このように、自転車利用の便宜を図るため、常陸大宮に青いモノが増えてきたのです。それは、なぜ? 昨今のいろいろな大きなニュースに埋もれ、気づかれて居ない方も多いのですが、今、国として「自転車の活用を促進しましょう」という大きな動きがあるのです。「自転車活用推進法」(2017年5月施行)https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=428AC1000000113という法律ができました。そして、「自転車活用推進計画」https://www.mlit.go.jp/road/bicycleuse/good-cycle-japan/jitensha_katsuyo/
が2018年6月閣議決定されています。つい最近2021年5月には、第2次の「自転車活用推進計画」が発表されています。
なぜ、国をあげて、自転車の活用を促進をしているのでしょう?それは、自転車が、皆様の生活を豊かにするものだからです。その辺は、あらためてお話ししたいと思いますが、とりあえず乗ってみれば、きっと、わかりますww
皆さん、もっと自転車に乗ってみましょう!!