郷土料理 ~おやきつくり~

こんにちは、志賀です。

本日は、地区に住んでおられるおかあさんの元へ行きました。

 

「こうもりは持ってきた?」

「・・・!? い、いや…」

 

こうもりは傘のことでした。笑

意外な方言を発見です!

 

この地域特有の郷土料理や野菜のことをもっと知りたくて、諸沢地区に昔から住まれている方のお宅にお邪魔させていただきました。

 

早速出していただいたものがこちら。

おやきです。

 

私のイメージでは、おやきは白くて野菜を包んだ平べったい食べ物。

しかし、この地域のおやきはまるでハンバーグ!

おやきおやき断面

(中はこんな感じ)

 

 

そして後日おやきの作り方を見学させていただきました!

ここのおかあさんは、おやきつくりのプロ!

 

収穫した小麦を製粉して地粉に。(完全に製粉していないから、小麦粉が茶色いそうです)

地粉、味噌、重曹、つなぎのためのご飯をよく混ぜて成形します。

コネコネ

(よくこねる)

もみもみ

(ご飯と小麦粉の分量が、きれいにまとめるためのポイントらしい)

丸まった

(きれいにまとまりました~)

成形

(成形作業)

 

そして囲炉裏の中の灰の中へそのままぶち込む!

(フライパンで焼いても美味しいです)

 

お米が少ない時代から食べられているローカルフードです。

おやつ代わりに食べるというおやきは、ずっしりとしていてとても腹持ちがよく、ひとつ食べただけでも満足感が得られます。

もし、野菜などの餡を入れようと思っても、白いおやきのように包むことはせずに、にらやシソなどを混ぜ込んで成形するそうです。

 

 

しばらくコタツに入りお話を伺っていると、次々に来客が・・・

あっといまに女子会になりました。笑

気軽に知り合いの家に行くという風習も、田舎ならではだなと感じます。

 

今度そこのお宅でそばをぶちます!!笑

(そばを“打つ”の方言かな?)

 

 

女子会の会話で印象的だったのが

「遊びに来るたびに山が大きくなるね」

という表現。

 

木々の新芽が出てきて、次第に山全体が成長し、大きくなる。

都心から遊びに来た友達に言われたそうなのですが、毎日山を見ているその方にとって、『山が大きくなる』ということの意味が分からなかったそう・・・笑

 

改めて、四季折々の変化やよそ者の目線を大切にしていこうと思いました。

山と空

 

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