こんにちは、地区活性化担当の志賀です!
そしてついに、あやめの会の皆さんが待ちに待った「諸沢あやめまつり」の当日を迎えることになりました!
(諸沢あやめまつり-準備編-の記事はこちら)
いよいよ!!
朝、女性陣は公民館に集合してお振る舞いの準備。
肉うどんとあやめ団子を作ります。
▼料理中
私もねぎを切るお手伝い!
男性陣は、会場のテント張りやテーブル・いすのセッティング。
そしてお振る舞いの到着を待つ間、咲き終ったあやめを摘んで舞台を整えます。
▼あやめは一本につき2回花が咲くので、花がらを摘んで見た目を良くします
お振る舞いの料理たちが到着!いよいよ10:30開園です!!
地区の中にはラジオ放送を聴いてくださった方々もおり、評判も上々!
準備に携わった方全員がわくわくどきどきで迎えました。
▼目玉の肉うどん
自由におかわりも出来て本当に美味しい!
▼直売所もありました
とうもろこし、かぼちゃ、巨大キャベツなどなど!
▼このブランコが活躍したのはいつぶりなのだろうか
いい笑顔!!
袋田の滝に行く途中にたまたま来てくださった方、ラジオを聴いてわざわざ日立市からいらして下さった方、地区の区長さんなどもあやめ園に足を運んで下さいました。
ですが本音を言うと、もっとたくさんの方に来ていただきたかったな~~~笑
諸沢地区に住んでいらっしゃる方をあまりお見かけできませんでした。
あやめの会の方によると「近くにいるのにあやめ園の手伝いもしないで、おまつりにだけ参加することは出来ない」
そういった引け目があるのでは?ということでした。
私にとっては、「関係するのかな」と思ってしまっても、長い間その地域に住んでいる人たちにしか分かりえないことがあるのですね・・・
私が、あやめまつりを通して感じたこと
地域が高齢化していくと「お金がない」「人がいない」・・・ないないないと無くなっていくものに目をむけがちで、どんどん疲弊していきます。
負の気持ちは連鎖するのも早く、落ち込んでいく地域の雰囲気を盛り上げることは簡単ではありません。
高齢者の生きがいづくりという言葉をよく耳にします。
ですが生きがいづくりってなかなか難しいと思うのです。
周りがどんなに制度や環境を整えても、結局は個人。その人が感じる事がすべてなのです。
でもそんなこと言ってたら、何も変わらない。それも分かってる。
でも生きがいってつくろうと思ってつくれるものじゃないと思うから、やっぱり難しい。
高齢者(に限らないと思いますが)の生きがいというのは「達成感」「親和欲求・愛情欲求」「役割意識」が重要なのだそうです。
達成感を得ること
大切な人と一緒にいたい、親しくしたいという気持ちが満たされること
役割意識を持って行動すること
それらをどうやって生み出していくのか!
あやめの会の皆さんを見ていると、とにかくいつも楽しそうなのです。
「草抜き疲れたね~」「今日は暑いね~」と言いながらお茶を飲んだり、冗談を言い合ったり。
特に、おまつりの時にどんなお振る舞いを出そうか意見を出し合った時には、皆さんウキウキワクワクが顔から溢れ出していました。
いくつになっても「遊び心」は人を若々しくさせるのだということを体感!
そして生きがいづくりの前段階として、まずは顔を合わせるという機会をつくっていくことが大切なのだと感じました。
▲お振る舞い中にほっと一息
人々の心の中にはいつも“おもてなし”の気持ち
あやめの会のある方は、地区の方に「たくさん咲いたね」「今日も頑張ってね」と声をかけてもらうことが多いそう。その言葉が嬉しくて、頑張るモチベーションにもなるのだといいます。
きれいに咲いたから、地区の方に見てほしい。
ただ見に来てもらうだけじゃ味気ないから、お振る舞いをして楽しんでもらおう。(お振る舞いは無料なのです。あやめの会の心意気に拍手)
「おもてなしの心」が皆さんの中に根付いているようです。
あやめを見るときにはあやめだけ、その一時に注目するのではなく、丹精込めてあやめを育てた人の時間の流れも感じ取っていただけたら嬉しいです。
あやめが来年も綺麗に咲きますように☆