移住コンシェルジュの木元です。
常陸大宮も明け方は氷点下まで冷え込むようになりました。
冬は苦手な私ですが気温が下がって一段と輝きを増す星空を見て、冬も悪くないなと思ったり。
この時期になると町もイルミネーションで輝きだしますね♪
冬は夜が似合う!
そしてここ常陸大宮もイルミネーションで彩られています!
常陸大宮駅前の通りに手作りのツリーを並べ、街路樹をイルミネーションで飾る「きらきらタウン☆ひたちおおみや」。
その点灯式が先日11月27日に開催されました♪
今回は9月から取り掛かっていた準備と当日の様子についてご紹介します。
きらきらタウン☆ひたちおおみや2016
駅前のイルミネーションが始まったのは今から6年前、2010年のこと。
過疎化・高齢化で活気がなくなり、大型チェーン店の参入により駅前の個人商店が次々と閉店していく中、「寂れていく駅前を綺麗にしたい!」と集まった市民が中心となって始まりました。
イルミネーションが始まる初日には点灯式が開催され、駅前で様々なイベントが行われます。
イベント内容は、ステージでのライブ演奏のほか、真冬に食べるカキ氷大会やキャンドルナイト、きらきらソリに乗れたりサンタさんからお菓子をもらえたりなどの子供向けのイベントも♪
今年は竹のクリスマスツリーと西の内紙で作った雪の結晶の灯籠(とうろう)も見物でしたよ~!
▼キャンドルナイト 雨のおかげで幻想的!
▼西の内紙の切り絵で模様をつけた灯籠
点灯式当日はあいにくのお天気でしたが、たくさんの人が来てくれました。
私はイベントでは大きな袋を持ってサンタクロースに扮し、子供たちにお菓子配り♪
お菓子がい~っぱい入った大きな袋から、お菓子を選ぶ子どもたちの嬉しそうな笑顔をたくさん見ることができました!
ほっこり^^
そういえば自分が子どもだった時も、クリスマスってなんだかワクワクしていたなぁと思い出しました。
今年で6回目となるきらきらタウンは年々携わる人も増え、今となっては地元商店の店主や病院の職員、地元のNPO法人のメンバーなどが実行委員となっています。
そして今回、私も実行委員に仲間入りさせて頂きました。
回り舞台の竹が大変身
私が実行委員で参加させてもらったのは「チーム竹」!!
今年10月に開催された西塩子の回り舞台で、実際に屋根として使われた竹をきらきらタウンで活用しよう!と発足しました。
色々と話し合った結果、竹でクリスマスツリーを作ることに♪
回り舞台の解体が行われた10月30日、私たちは竹をもらいに現場へ。
現場で完成品の長さに合わせてカットし、トラックに積み込みます。
そしてイベント会場の広場に運んで作業開始です。
竹の節を全て抜き長→短の順に並べたら、ドリルで穴を開けて紐を通します。
通し終わったら巻き寿司を巻くように、長い方からぐるぐると巻いていきます。
2メートル近くある竹を巻いていくのは至難の業でした!!
巻き終えたものを立てて、ホールソーでランダムに竹をくり抜いていきます。
そして最後に、開けた穴を利用して電飾を1本1本中に通していきます。
こうして完成したのがこちらです!!!!
チーム竹全員が大満足の傑作品♪
西塩子の回り舞台で屋根として使われた竹が、今度は駅前のイルミネーションツリーになりました!
イベントで地域活性
これまで様々な地域のイベントのお手伝いをさせて頂き、常陸大宮は住民の方々が「この町を元気にしたい!」と色んな活動をされていることを知りました。
こうして自分の町を大切に思う地元愛と、何度も話し合ってイベントを作り上げる繋がりの強さは、よそ者の私からするととても素敵だなぁと感じます。
そして仕事以外での人との交流に飢えていた私にとって、日々人との繋がりを感じられる今がすごく幸せです。
現在の地域のイベントは「地域を元気にする」「地域の絆を深める」ことを目指しているのだと思います。
そして私が常陸大宮に来るずっと前から住民の方々が活動し、その成果が充分に表れ始めていると思います。
しかし、最近思うことがあるんです。
今後はそこに「地域外の人との交流」も付け加えていけるといいなぁと。
都会でどこか寂しく感じている若者が、常陸大宮のイベントにお手伝いという形で関わることで人との繋がりを感じられる。
たくさんの人で溢れかえり、自分一人が居なくなっても誰も困らない。
自分の代わりを埋められる人はいくらでも居る。
そんな都会より、自分を一人の人として存在価値を与えてくれて、自分を求めてくれる人や場所がある地方に魅力を感じる若者はたくさん居ると思います!
これからのイベントによる地域活性には「地域外の人との交流」もポイントになってくる。
今後そういう仕組みづくりをしていきたいと思います。