移住コンシェルジュの木元です。
冬本番♪
年末年始は鹿児島の実家へ帰省していたのですが、鹿児島はとても暖かく最高気温が18℃!
春なんじゃないかと思うほど!
同じ日本でもこんなに違うんですね。
驚き!
さて、去年から地域の方に竹籠編みを教えて頂いており、先日2回目の講習(?)を終えたました。
数年前からずーっとやってみたかった竹籠編み!
常陸大宮で竹籠編みを教えてくれる方を見つけ、かねてからの望みをようやく実現できました♪
今回教えてくださる先生は、諸沢地区に住む会沢勝美さん。
会沢さんは竹籠編みの達人です♪
お宅にはご自身で作られた竹籠がいっぱい!
奥さんが勝美さんの作った竹籠でシイタケを干していました。
こうして暮らしに溶け込む道具って、なんか良いんですよね~。
たまらなく好きです。
このような竹籠を諸沢地区では「えびら」と呼ぶそうですよ。
えびらは細い竹の枝で編んでいきます。
つまり、えびら作りは竹の枝切からスタートします!
が、今回は私たちのために勝美さんが予め竹を取ってきてくれました。
ありがとうございます!
それではえびら作りのスタートです。
まずは軸を組みます。
そして組んだ軸をもとに編み始めます!
軸が崩れないように、そして巻き始めをしっかり絞めるために、足で固定しながら巻いていくのは大変!
底の部分が自分の作りたい大きさになったら、余っている軸を丸めていきます。
余った軸を丸め終わったら、籠の形にするために足を使って周りを立てていきます。
(これが結構力が要ります!)
周りを起こしながら、さらに余ってる軸を引っ張り、網目を絞めていきます。
充分に絞めたら、今度は底足の部分になる竹を接ぎ足して、余っている軸をもとに編んでいきます。
こうして完成したのがこちら♪
網目が飛んでいたり、力加減にムラがあって少しいびつだったりしますが、愛着がすごく沸きます!
もう愛おしくて仕方ありません(笑)
昔はこうして身の回りの物は、大抵自分で作れていたんだからすごいなぁと思います。
手間をひまかけることで愛着や思い入れが生まれる。
そういう物に囲まれた生活ってすごく豊かで平穏で、憧れます。
そして何より、私はこの竹籠を見るたびに会沢さんを思い出します♪
こうして誰かの顔が思い浮かぶって、とても心がほっこりして良いものです。
大量生産品や安価な物に取って代わられ、姿を消していく物がたくさんあります。
昔の生活をそのまま守り続ける必要はありませんが、こうした先人たちの技は途絶えさせたくないと思います。
常陸大宮にはこうした技を知る高齢の方がたくさんいます。
その方たちの持つ技を、若者たちに広げていきたいなぁと思いました。