2月に入り、春の日差しを感じられる日があったり、体の芯から冷える日があったりしますね。花粉も飛び始めているので、花粉症の方にとっては辛い季節かもしれません…。
こんにちは、岩崎です。
前回、前々回と自分の人生について振り返ってみました。今回はそのまとめとしてこれからの目標を掲げたいと思います。
もともと学芸員志望だった
もともと、博物館の学芸員になりたくて大学院に進学しました。求人によっては、大学院修士卒が必須であるためです。
また、学芸員になれば、地域の博物館で歴史を研究することを通して地域の魅力を発見して、発信できると思いました。ただ、求人が少ないこともあり、なかなか決まりませんでした。また同時に、地域の歴史を発信できる仕事は学芸員だけなのか?という疑問もありました。発信するには文章で表現したいと考えてはいますが、必ずしも論文を書く形で発信しなくてもいいと思っていたからです。
地域おこし協力隊の存在を知る
私が地域おこし協力隊の存在を知ったのは大学院修士2年の秋です。求人サイトのindeedで「地域活性 観光」と検索したらページが出てきました。
それまで「地域活性」というと、ボランティアで、地域住民がやるものというイメージを持っていました。でも、地域おこし協力隊は、「外部の人が地域に移住して、お給料をもらいながら地域活動をする」のです。初めて知った時に、衝撃を受けたのと同時にこれなら私も自分の生活をしながら歴史を活かした地域活性ができると思いました。そのために、東京を離れて移住することはあまり苦には思いませんでした。まあ、1度だけホームシックになりましたが(笑)
さらに、協力隊の求人が多かったこともあり、学芸員の求人に絞るよりはいいかもしれないとも思いました。私の中にはもともとこんな思いがありました。
“歴史への敷居を低くして、歴史ファンを増やしたい”
私が学芸員になりたいと思った理由は、地域の歴史を発信したかっただけでなく、歴史ファンを増やしたいと思ったからというのもあります。
私が歴史に関心を持ったきっかけは、周囲に歴史に関心がある人がいたことも事実ですが、高校の先生がわかりやすく教えてくれたことにあります。そこで、歴史が面白いと感じました。そんな私のような人を増やしたいと思っています。
そして、歴史に限らず色々な学問は、元が日常生活から派生しています。医学が一番わかりやすい例かもしれません。自分の体をわかっていないと、「今日は体調が悪いから休む」といった判断ができませんよね。場合によっては生死に関わることでもあります。
そこで、専門的な部分までしか世の中に出ないのは勿体無いと思うのです。例えば、歴史は何かを学ぶ時のベースになっているものだと考えています。例えば、大学で文学を学ぶ時は、文学史が必須か必修選択になっています。歴史の場合も「史学史」という歴史の研究の歴史を学びます。
歴史に関心を持ってから、博物館の企画展を見に行く機会が増えました。私が見る分には面白いのですが、歴史の知識が無いと理解に苦しむような解説があるのも事実です。そんな歴史への敷居を低くして、初めて見た人でも面白いと思える発信をすることで歴史ファンを増やしたいです。
最終目標は常陸大宮市に来たことがない人にも来てもらうこと
歴史も地域の魅力の1つですが、地域の魅力はそれ以外にもあります。山などの自然、絶景ポイント、グルメなど枚挙にいとまがありません。
まず、歴史を面白く発信して、その他の魅力も発信して、それらを合わせて常陸大宮市の魅力にして発信したい、そう思いました。任期中に全てできるかはわかりませんが、誰もが親しみやすい形で地域の魅力を知ってもらえる、そんな情報発信を心がけようと思います。
賑わいの絶えない街にしたい
私が観光に関心を持つきっかけになった思いはこれです。
観光で来た人が、常陸大宮市の魅力に惚れ込んで、最終的に移住につながること、これが私と地域にとって、お互い良いと感じられるのではないかと思います。