今年も開催!諸沢あやめまつり

こんにちは、地区活性化担当の志賀です。

今回は、昨日無事に開催を終えた「第4回諸沢あやめまつり」についてレポートします!

 

足かけ8年、第4回目。今年のあやめの咲き具合は・・・

昨年のこの時期は満開だったあやめ園(▼2016年6月18日撮影)

しかし今年はあやめの生育が遅く、先週の時点で咲いていたのは数本。きれいに花を咲かせるために肥料を撒いたり、ポンプで水を汲み上げたりと毎年試行錯誤を重ねますが、なかなか思った通りにならないのが自然の面白さであり、難しさ。

あやめの花つきが悪くあやめまつりを開くことが出来なかった年もあったそうですが、今年はなんとか当日に合わせて半分ほどのあやめが咲いてくれました。

▼白・紫・黄色など数種類のあやめがあります。

 

今年は何か違うぞ!

今年は同日にジオネット常陸大宮さん主催「常陸大宮ジオツアー『諸沢川と山里を歩く』十二所淵とあやめ園」が行われ、約30名の参加者があやめ園周辺を散策。

お昼ご飯には、あやめ園育成会のお母さん方お手製の旨みがたっぷり詰まった地産地消弁当を参加者の皆様にお出ししました。

▼諸沢二区農村公園の中に十二所淵とあやめ園があります。

▼天然のふきの煮物は醤油味(右)、塩味(左)の2種類。その他たけのこ、かぼちゃ、しいたけなど天然、自家製の野菜を贅沢に入れました。

 

ところで「十二所淵」って何だ?軽くご紹介

諸沢二区農村公園横に川が流れており、そこの一部が十二所淵です。淡い光が差し込み、川の流れとゴツゴツした岩肌から自然を体感できます。

ここの岩壁をロッククライミングするために十二所淵を訪れる人もいるそうです。

▼実はこの岩は、周辺に3つあった川の流れを1つにするために人工的に開けたもの。地元の91歳のおじいさんはこの工事に携わり、岩を担いだそうです。『諸(たくさんの)』“沢”という地名にピッタリのエピソードですね。

▼肝心の十二所淵はどこかというと、階段から川沿いに少し下ったこちら。写真中央の丸く深くなっている部分です。昔は岩から飛び込んだりして水遊びを楽しんだそうです。

 

だから、今を生きる。

諸沢あやめまつりに携わって2年目、このイベントを通して昨年よりも強く感じたことがあります。それは「純粋に楽しむという気持ち」の尊さです。

今回のイベントには、集客数や売り上げなどの数は関係ありません。(一般の方への地産地消お振る舞いは無料です)

手塩にかけたあやめが沢山咲いたこと、あやめを見た方が綺麗だねと喜んで下さったこと、お振る舞いが美味しく作れたこと、お客さんがお振る舞いをとても美味しそうに食べていたこと・・・

イベントを通じた人との繋がりから生まれるそういった会話やふれあいが何よりも嬉しいのだと、ある会員さんは仰っていました。

あやめ園育成会の平均年齢は69歳。いつまで元気でいられるか分からないと10年後を悲観するのではなく、だからこそ「今できることを今やる!」という気持ちの切り替えと、数にこだわって成功や失敗の判断をするのではなく、今年も開催出来てよかった!というあやめ園育成会の皆様の考え方はぜひ見習いたいものです。

 

実は四季折々楽しめます。

諸沢あやめ園に植えられているのはあやめだけではありません。春には藤や桜、秋にはあやめ園の周りを色鮮やかな彼岸花が囲みます。

ソバも植えているので、収穫の時期にはお蕎麦のお振る舞いが行われるかも!?

あやめは今週が見ごろになりそうです。ぜひお立ち寄りください。

 

◆詳細◆

場所 諸沢二区農村公園(常陸大宮市諸沢535‐8/県道249号線を三太の湯方面へ道なりに約5分)

地図

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