こんにちは、地区活性化担当の志賀です。
空の色が薄くなり、雲がさらさらと流れていきます。空気はすっかり秋です。
9月の3連休を襲った台風が過ぎて、これでもかとよく晴れた敬老の日。『田んぼ88プロジェクト』の稲刈り体験を実施しました。
注目ポイント①
手刈り
田んぼ88プロジェクトのこだわりは“手作業”(時々機械も使います)。効率や利益を追求しない体験重視のプロジェクトなので、田んぼの土を掘り返す田起こしや田植えも手作業で行いました。
そんなお米づくりの集大成の稲刈りも、やっぱり手刈りで行います。
▼お揃いの笠がかわいいご家族は、はるばる2時間かけてお越し下さったそうです。
▼田んぼには、イモリやカエル・沢ガニ・トンボ・バッタなどなどたくさんの生き物がいます。子どもたちは生き物探しに大忙し。
▼プロの刈り方
▼刈った稲はひとまとまりにして藁でくくります。きちんと締まってないとおだ木にかけたときにバラバラになってしまうので、地味ですが重要な作業です。並んで作業♩
注目ポイント②
おだ掛け
収穫したお米はすぐには食べられません。乾燥・脱穀・もみすり・精米という工程を経て、いつも食べているようなごはんを炊くことが出来ます。
まずは乾燥。収穫時20~30%あるお米の水分量を乾燥させて15%ほどに減らします。中の水分量を減らすことにより、お米を保存できるようになるのです。
最近は稲刈りも機械化され、コンバインという機械で刈り取り・脱穀をいっぺんに行い、乾燥機でお米を乾燥させるというやり方が主流になっています。
しかしそこも、こだわるのは手作業。昔ながらのやり方で天日干しをし、2週間ほどかけてゆっくりじっくり乾燥させていきます。
▲木や竹を組んで足組を作っていきます。
▼そしておだ木が出来たら、ひたすらに稲をかける。
▼かける。
▼運ぶ。
▼かける。
▼ぎちぎちとおだ木につまった稲は迫力すら感じます。
注目ポイント③
羽釜ごはん
羽釜で炊いたごはんを食べる機会がこれからの人生で何度あるだろう。
当日のお昼は、炊き立て羽釜ごはんを使った贅沢たまごかけごはんをご用意。その他、住民の方のご厚意で作っていただいた手打ちうどんや自家製のお惣菜を味わいました。
みんなで輪になって食べるごはんの美味しさたるや!
『はじめチョロチョロ中パッパ』
今回の調理は完全にお任せしてしまいましたが、ぜひとも今度は羽釜でごはんを炊く体験もしてみたいものです。
▲お茶碗からこぼれんばかりの炊き立てごはんの上に卵を落とし、お醤油をちょろり。
次は脱穀!!
乾燥が終わったら次は脱穀を行います。新米が味わえるようになるまであと少し!しばしお待ちを!