こんにちは、地区活性化担当の志賀です!
12/3(日)に私の活動地区である諸沢地区主催のお祭り「諸沢おいでなんしょまつり」がありました。
地域おこし協力隊の活動任期も折り返し、まとめに向かっていきつつあるので、このお祭りは私の協力隊活動の肝所と言えます。
準備は、まるで学生時代の文化祭
今年で第4回目を迎えた「諸沢おいでなんしょまつり」。
立ち上げのきっかけは、この地区の高齢化率が上がったために集落支援員を配置、その方々が地区を盛り上げようと発案したことによります。
私は昨年に引き続き、2回目の参加。今年は好評のバザーが復活し、住民の皆さんから募った作品展示を新たに行いました。
開催準備は実行委員会で行いましたが、それはもうてんやわんやで、あちこちで色んな人が色んな事を言って収集がつかない様は、不器用ながらも“作ってる!”感に満ち溢れていた学生時代の文化祭準備を彷彿とさせました(かなり楽しい)。
そんな皆さんがいつもより数段、若々しくいきいきとして見えたのは私だけでしょうか。
より多くの人を巻き込んで
当日はバザー・作品展示のほか、わら草履づくり体験や祭囃子の披露があり、手打ちのけんちんそばと臼づきお餅のお汁粉、天然鮎の塩焼きなどが振る舞われました。
オープニングセレモニーでは、「諸沢・北富田地区活性化のために頑張るぞ」という掛け声と共に150個の風船を空へ飛ばしました。
▼その時はちょうど曇ってしまっていたのですが、なかなかに見ごたえのある光景でしたよ。
より多くの地区住民を『実行委員⇔お客さん』という関係に留まらせず
バザーの品物や作品の募集・体験会の講師などを通して、お祭りの協力者に巻き込むことが出来たということは、このお祭りの醍醐味であり、“地区を盛り上げる”というお祭りの目的に繋がったのではないかと感じました。
打ち上げ花火よりも線香花火を目指して
イベントごとには助成金や協賛金が欠かせないというのが、様々なイベントに携わって感じた私の第一印象です。もちろん規模の大きなイベントとなると、必要となる額も規模に応じて大きくなるので助成金や協賛金もなしには出来ませんし、開催目的によっては事前投資も重要かと思われます。
ですが、
規模を大きくすることだけがイベントとしての成功なのか?
様々なイベントに携わる中で生まれた違和感は、すぐには消えてくれません。
開催目的、キャパシティ、お客さんの満足度、そして主催者側のやりがいを見極めていく必要性を感じます。
イベントをやれば、その後の状況がガラリと好転するわけではありません。
ならば、特に私の担当している集落のような規模のお祭りでは、お金をかけてドカンと行う一瞬の打ち上げ花火よりも、細々とでも光り続け、その火が落ちないように周りが支える線香花火のような性質が求められているのではないでしょうか。
『今回使った備品は、来年の為に取って置こう』という実行委員の皆さんの言葉がちょっぴり嬉しく感じました。
来年も諸沢おいでなんしょまつりに”おいでなんしょ~”