今年は、お正月から寒い日が多いですね。皆さま、元気にお過ごしでしょうか。
ところで、その寒空のなか走っているサイクリストの姿を、年末年始にお出かけの際、見かけた市民の方も多いのではないでしょうか。最近は地味なウェアが流行りなので、目立たないのですが、それでも気がつくことが多くなってきたかと思います。
サイクリストが増えているのは、現在、国が自転車活用推進をすすめておりますし(H29年「自転車活用推進法」策定、H30 年「自転車活用推進計画」閣議決定、R3年「第2次自転車活用推進計画」閣議決定)、コロナ禍中で密にならないアクティビティとしてサイクリングが注目を集めており、全国的な流れです。しかし、常陸大宮市内でのサイクリスト増加はかなり目立つ形ですすんでいると思います。
その背景には「奥久慈里山ヒルクライムルート」の存在があります。あらためて紹介しておきたいと思います。
「奥久慈里山ヒルクライムルート」は、茨城サイクルツーリズム構想~「サイクリング王国いばらき」の実現をめざして~(H31策定)のもと、県が指定したサイクリングルートの一つです。(現在ほかに「つくば霞ヶ浦りんりんロード」「大洗・ひたち海浜シーサイドルート」が指定されています。)
主にサイクリストに向けてなので、なかなか市民の皆さまが目に触れる機会が少ないと思いますが、茨城県では、様々なプロモーションを行っており、全国のサイクリストが注目しているルートなのです。
最近の自転車雑誌でも特集が組まれております。
↑バイシクルクラブ2021年12月号
サイクリングルート上に案内看板は立ちましたが、特に自転車通行用に道路整備した訳ではなく、市民の皆さまからすれば、日常生活で利用している普通の道を、ただ「サイクリングルート」に指定しただけです。。つまり、全国的に、サイクリングという視点から見ると、素晴らしい道路環境がもともと常陸大宮には広がっていたのです。
↑「奥久慈里山ヒルクライムルート」案内看板
これを他所から来る方ばかり楽しんでもらっているのは非常に勿体ないことだと思います。市民の皆様にもサイクリングに親しんで、サイクリングに最高の環境である常陸大宮への愛着を深めていただきたいと考えております。
そのため、私は、常陸大宮を外部の方にサイクリングにふさわしい環境としてアピールすること以上に、市民の皆様にサイクリングを楽しんでいただけることを重視して活動をすすめております。これまで、市民の方向けに何回かサイクリング教室を開催してまいりました。そして、着任より市内を走り回り、市内で完結する、市民の皆さまが気軽に楽しめる推奨ルート作成をすすめてきました。現在は、その最終的なつめを行っています。まもなく発表できると思いますので、楽しみにお待ちください。また、今後は子どもたちやシティサイクル(いわゆるママチャリ)しか無い方のための企画も考えて行きたいと思います。
常陸大宮市民の皆さま、是非、全国から注目される地域で一緒にサイクリングを楽しみましょう。