辰ノ口親水公園BMXコース リニューアル!!

辰ノ口親水公園には、平成8年の公園開設時より「BMXコース」という、自転車用のオフロードコースがあります。しかし、かなり荒れており、近年、自転車で走れる状態ではなくなっておりました。活動最終年度の今年度は、市民の皆様に形あるものも残せたらと思い、こちら綺麗に整備しました。

辰ノ口親水公園の広場(トリム広場)は、こどもが自転車に乗る練習をするのに最適な場所です。実際、日立や水戸の方から来て自転車の練習をしている親子に会ったことも数回あります。トリム広場で、自転車に乗れるようになって、BMXコースに冒険に行って、より上手になる。そんな、使い方をしてもらえる、自転車で遊んで楽しい公園になるといいなと思っております。

さて、そのBMXコースをご紹介します。

国道118号にある看板にも、大きく書いてありますね。

 

こちらです。桜並木から見える竹林の中にあります。

 

入口です。

しかし、よく公園でお散歩されている比較的近隣にお住いの方々とお話しすると、「竹林の中になんか道があるなあ思ってたけど、自転車コースなんですね。」「この竹林の中の道入っていいんですね。」「BMXコースって国道の看板にあったけど、展望台のある山の上のほうにでもあるのかと思った。」・・・
と、そもそも存在がほとんど知られていないので、使われず荒れてしまったのですね。この辺の課題も今後、対策を考えていきたいと思います。

この竹林の中のBMXが、これまでどういう状況であったのを整備してきたかというと、

まず、殆どの竹(3分の2以上?)が枯れていて、雨のあとなどすぐにコースを塞いでしまいます。

これら枯れた竹を処理しました。

複雑に絡み合い、結局、コース脇だけでなく、竹林の奥の方まで処理しないとなりませんでした。コースの脇は竹が密集し、竹林の中に入っていけないような状態でした。

まだまだ整備が必要ですが、風雨が強い日の後、コースに影響を及ぼしそうな竹はすべて処理、そして、とりあえず、今後も整備がすすめやすいよう、全周、竹林の中に入って行けるようにしました。

コース上には、落ち葉が深く堆積していました。

落ち葉は、雨の後、水分を長く保持し、1年中グチャグチャの場所も数か所。

2回ほど、全周にわったって落ち葉除去しました。これにより、雨天後でもすぐ乾くようになりました。また、コースの端の方まで使えるようにしたので、水たまりがあっても避けることができるようになりました。
コースを掘ると石や竹の根が多く、困難でしたが、多少、コースの傾斜や水の通り道を変え、水はけを少し良くしました。

また、落ち葉の下には、輪っか場に地面に出た膨大な竹の根がありました。これは、自転車(とくに車輪の小さいこどもの自転車)では走行不可です。

これが、膨大にあり、とても大変な作業でしたが、これを処理しないと、こどもの自転車の小さなタイヤでは走れません。歩いて散歩するのも、つまづいて危険です。きちんと処理しないと、切り口がパンクの原因にもなるので、丁寧な作業が必要となりました。

 

以上の作業を地道に半年ほどすすめていき、こんなカンジで、風情のある綺麗なコースになりました。

そして、コースの案内版が無かったので、手作りで看板も付けました。この矢印の通りにすすむと約800メートルあります。

 

 

ところで、BMXコースというと、本来はこういうところなのですが・・・

つくばにできた最新設計のBMXコースです。

スタート台は3階くらいの高さ。

ひたち海浜公園にもこのようなBMXコースがありますね。

しかし、これは、練習を積まないと走れないですね。

一方、辰ノ口親水公園のコースは、誰でもどんな自転車でも楽しく安全に走れるコースになっています。ランニングバイク(ペダルの無い自転車)で冒険するのも楽しいと思います。

 

本当は、7月くらいまでに綺麗にして、夏休みに子どもたちにたくさん使ってもらおうと考えておりましたが、予想以上の荒れ具合と、著しい竹の成長との戦いで難航しました。

また、実は、目を怪我して、ちょっとだけ入院、以後2週間くらい自動車の運転ができなくて、1カ月ほど作業をお休みをしていたりで、作業が遅れてしましました。

残念ながら、夏休みには全然間に合わず、11月にやっと、子どもでも楽しい場所になったかな、と公開イベントを行いました。

参加した子どもたちは、楽しそうに何度もグルグル走り回り、午後の回は、2時間近く延長しました。

そして、シクロクロスという自転車競技の大会もこのBMXコースを中心に河原や公園全体を使用し開催されました。参加選手約200名、関係者含め300名以上の方が常陸大宮市を訪れたかと思います。

 

実はこの大会、昨年もやっていて、2回目です。

ある程度コースが荒れていても走れる方々が参加する大会なのですが、そういった方々が走れるようにするだけでも、昨年、大会主催代表の方が、刈り払い機を壊したり、かなり大変な思いをされており、「継続開催は困難かも・・・」というカンジでした。しかし、今年度は、BMXコース部分を綺麗に整備しておいたため、主催代表の方は全般的に細部にこだわったコースづくりができ、参加者から高評価を得るコースとなりました。

今後この綺麗になったBMXコースは、シクロクロス以外のいろいろな自転車イベントに活用できると考えています。(常陸大宮に沢山の誘客ができます。)いろいろな方面にアピールをしていきたいと思います。(自転車以外にランニングのクロスカントリーなども出来そうですね。)

 

BMXコース活用について、いろいろと考えていきたいと思っておりますが、これをご覧の方で、自転車などとくにご興味の無い皆様も、是非、散歩やランニング等で、どんどんご活用ください。
自転車コースですが、特に、散歩やランニングも禁止されておりません。むしろ、まだまだ自転車での利用者は、少ないですので、沢山の方が歩いたり、走ったりしていただけると、草も生えず、竹の根が地上に出てきづらくなって良いですね。

広大な竹林の中に道があるというのは、全国的に貴重です。(常陸大宮市内には、ほかにも公園近くの久慈岡地区、対岸の「かわプラザ」にもよく整備され、中を歩ける竹林がありますが。)
竹林の中は涼しく、猛暑のなかでも作業が出来ました。また、冬も風が入ってこなくて比較的暖かいです。

風情のある竹林のなか、是非、訪れてください。

特に利用前手続き等不要でいつでも入れます。
たまに、野ウサギにもあえますよ。

 

 

さいごに、整備中出会った、埼玉から走りに来てくださったご夫妻の写真。ロードバイクでのサイクリングやキャンプで、よく常陸大宮にいらしているそう。この日はじめて、このBMXコースを走って「とても楽しい。素晴らしいコース。知り合いにも声掛けたい。」とのお言葉をいただきました!

 

 

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