こんにちは。茨城県常陸大宮市地域おこし協力隊の松原 功(まつばら こう)がお送りします。
先日、美和木材協同組合様と水戸市の住宅メーカー様による「伐採見学会」に立ち会わせていただきました。
木を身近に感じる取り組みとして
皆さんは、木が切り倒されるところを実際に見たことはありますか?
「森が近くにある!」「林業が盛んな地域に住んでいる!」という方でないと生で見ることは少ないと思います。
家を建てる材料。それは古くから「木」が使われてきました。
そして今もなお使われ続ける木材。
この木材はどこからきて家づくりにどう使われていくのか。
住宅メーカー様がそんな疑問を投げかけ、お客様に家づくりをもっと身近に感じてほしい!という思いが見学会では感じられました。
伐採が見学できる?
「伐採見学会」は年2回ほど、春と秋に開催されているとのことです。
住宅メーカー様が企画をし、美和木材協同組合様が伐採の実演をするという協力体制をとっています。
当日は「今後の家づくりに悩めるお客様」などを含む60名ほどの方々が参加されていました。その中にお子様も15名ほど。
普段の生活では味わえない空気感におっかなさと興味関心とが入り混じる雰囲気が漂っていました。
この日倒された木は3本。いずれもスギの木です。
1本目はチェーンソーで伐採。森の静寂に機械音が鳴り響き、くさびを打ち込む際の「コーン コーン」という音はまさに森の仕事。
倒れた際には、お客様から歓声と拍手喝采。一気に皆さま引き込まれた様子でした。
続くは大型機械を使った伐採実演。大型だけあり大迫力と効率的な作業に目を奪われました。
↑フェラーバンチャザウルスロボ
↑ハーベスタ
林業界、最新鋭の機械
チェーンソーの伐採とは違い、大型機械での伐採はものの数分。
職人の方々が巧みに機械を操ります。
今回使われたのは「ハーベスタ」と「フェラーバンチャザウルスロボ」。
どちらも今の林業では欠かせない機械とのこと。
アームで木をつかみ、アームの先から刃物が出てきてバッサリ。まるで木が爪楊枝のごとく伐採されていきました。
気になる方は、動画探してみてください。
森を知るきっかけに
買い物をする際、「この野菜はどこ産」「あのお肉は○○産」など、材料の産地を認識するのは身近になりつつあります。
では家づくりにおける材料はどうでしょか?
皆さんは今お住いの建材の産地がお分かりになりますか?こんな問いを投げかけながら私は自宅の木材がどこから来たかわかりません。
「伐採見学会」は”森の今”を知るためのきっかけとしてとても良い活動だと思いました。
「家」は誰にとっても身近なものであると思います。その身近なものを通して、誰もが森を身近に感じること。
人々がどんなカタチであれ森に入っていくこと、関わりを持っていくことは非常に大切なことだと感じます。
こどもたちも森に入ると楽しくなるのでしょう。自ら輪切りにされた木々のにおいをかぎ、自然を身体いっぱいに感じているようにもみれました。
森を身近に感じられる活動。これからも末永く続いていくことを願っています。
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