移住コンシェルジュ、木元です。
家の庭に梅が咲き、タンポポが咲き、今は柿の木が新芽を伸ばし始めています。
季節を感じながらの暮らしっていいなぁ~とほんわりしていたのですが…
だんだん緑の勢いが増してきて、お花が綺麗~なんて言ってる場合じゃない事態になってきてます。
いよいよ刈り払い機デビューとなりそうです!
楽しそう♪
さて、あらゆる緑たちが野山にもえるこの時期に、常陸大宮市主催の野草を味わう会に参加してきました。
今回はそのイベントの様子をご紹介します。
野草弁当を作ってハイキングへ
まずは野草を使った料理を作ります。
見たことのない野草たちがどんどん並べられていきます。
和え物、天ぷら、おにぎり、よもぎ団子の4つの班に分かれて料理スタートです。
各々やってみたいところへ行くので、班にははじめましての方もちらほら。
そこで生まれる交流が、料理の時間をより楽しくしてくれます♪
お母さんたちはとっても手際がよく、あっという間に美味しそうなお弁当が出来上がりました!
ボリューム満点~!美味しそ~!
出来上がったお弁当を手に、皆で森へと繰り出します。
自然が私たちにくれるモノ
今回のハイキングは、オカリーナの森でした。
この森には前にも来たことがあったのですが、緑がとってもいい感じなんです。
個人的にすごく好き!
森では緒川生涯現役計画(市民団体)で山姥塾の講師をされている守田礼子さんが、ハイキングの道すがら、小道に生える野草たちを解説してくださいました。
守田さんは茨城に生まれ、19歳で上京し、再び戻ってきたUターン者。
炭焼きを生業とする家に生まれ、毎日を山の中で過ごした守田さんは、上京後も同僚を連れて茨城を訪れ、自慢の山を案内して回ったそうです。
その数なんと100人以上!!
そんな守田さんによる野草ツアーは単なる野草の解説だけでなく、火傷をした時はこの野草!夜泣きにはこの野草!など、色んな暮らしの知恵も教えてくださいます。
お腹もすいてきたところでお弁当タ~イム♪
不思議なもので、ご飯を一緒に食べると人との距離って一気に縮まりますよね。
参加者同士で、野草を使って遊んだ思い出話が出てきたり、一人が野草にまつわる民謡を歌いだすとひとりふたりと併せて歌いだしたり、「これが朴(ほお)の木です。」「ほぉ~」なぁんてダジャレが飛び交ったり(笑)
▼朴の葉で風車を作る方法を教えていただきました♪
私はその様子を見ていて、野草という一つのツールを通して、子どもの時の楽しかった記憶や昔を懐かしむ気持ちを共有できるって素敵だなぁと思いました。
そしてふと、ゲームボーイやプレステで遊んでいた私たちの世代は、年を重ねて昔を振り返る時、何をもってその気持ちを共有するんだろう?と思いました。
ゲームの話題でも盛り上がるとは思うのですが、なんだろう、なんだかちょっと寂しく感じたりもします。
自然の中で出来た思い出は、草木や土の匂いだったり、鳥の声や川のせせらぎだったり、風が肌をなでる感触だったり、全身の記憶として残っているんだと思います。
そこから生まれる感動って、やっぱりゲームからは得られない気がします。
今回の野草を味わう会に参加して、自然が人の心を育て感受性を豊かにしてくれるという事を自分の感覚として理解できました。
そして小さい子には是非、いっぱい自然の中で遊んでほしいなぁと思いました。