ほしいもを売る!(10) – 完成!商品に込めた想い

茨城県常陸大宮市地域おこし協力隊の間瀬です。

地域おこし協力隊3年目。3年間の集大成として、今年の冬はほしいも作りをします。

 

前回までのブログで売上100万円を目標と掲げていました。が、地域おこし協力隊という立場もあり、売上偏重な目標は変更することにしました。

今年は「試験販売」です。

道の駅「かわプラザ」にて土日祝(全日ではなく、不定期)にて店外テントにて試食アンケート調査をします。お気に入りいただけた方には販売もします。

 

というところで、いよいよ、ほしいもが出来上がりました。

本日は商品のご紹介をさせていただきます。

 

「故郷の干しいも」の特徴

商品名は「故郷(ふるさと)の干しいも」にしました。

ほしいもという健康的な食品を、昔ながらの作り方で作り、自然が近くにあった昔の生活を、都会の人に感じてもらうために。

 

茨城県内でほしいもで有名なのは、ひたちなか市・東海村ですよね。

両市はサツマイモの栽培に適した砂地に恵まれ、乾燥に適した海風がよく吹くことで作られていると聞きました。美味しいほしいもを作るために重要な要素です。

 

そんなほしいもの先進地域との差別化を図るために、常陸大宮市ではどういったほしいもを作るか考えたのが、

 

1.金山の跡地を使った自然の貯蔵庫を使うこと

2.豊かな森林資源による薪で蒸すこと

3.天日干し

 

冬季のサツマイモの貯蔵用の倉庫に、湿度の高く一年を通して定温な金山跡地の洞窟を使うこと。かつて鉱物の産出で栄えた常陸大宮市の鉱山という資源を、70年のときを経て利用します。

 

砂地や海風はなくても、サツマイモを蒸すための薪を産出する森が常陸大宮市にはあります。今は利用が少なくなった森の木をほしいもに変えることで、地域の資源を活用します。

 

そして、自然の恵みである太陽の力だけで乾燥させること。

 

昔のことを振り返るように、昔からあるものを使い、自然をそばに感じてもらうために。それが常陸大宮市の豊かな自然を生かす精一杯のほしいも作りだと思っています。

 

しっとりと柔らかめ、サツマイモの甘さを一番感じることのできるほしいもに仕上げました。

 

常陸大宮市に来たときのお土産として、自宅へ帰っても常陸大宮市に来たことを思い出して欲しい。道の駅「かわプラザ」にお越しの際は、是非店外のテントへ足を運んでくださいませ。

160g入り500円、300g入り900円です。

 

というところで、今日はこのへんで。

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