11月になりました。けんちんそばが美味しい季節になりましたね♪
こんにちは、岩崎です。
10月29日~30日にかけて、西塩子の回り舞台の解体作業が行われました。3年に1度の光景から日常の風景へと戻りました。
作るのは1ヵ月半かかりますが、解体するのはほんとにあっという間ですね。非常に寂しいというか、残念な気持ちです。
▲解体後の風景。普段の景色に戻りました…。
というわけで、今回は2回に分けて、西塩子の回り舞台の振り返りをしたいと思います! 写真多めです(笑)
8月27日 地鎮祭
組み立ての最初に、地鎮祭が行われました。さて、どんな舞台が組みあがっていくのでしょうか?
参考記事:日本最古の組み立て舞台、始まりました♪~西塩子の回り舞台(前編)~
9月3日 竹の切り出しと背景画の作成
回り舞台の屋根には、竹を使います。
竹の屋根の縦の部分は1本の竹、横は竹を2本交互に重ねます。縦横が重なった部分をイボ結びでとめていきます。
▲こんな感じです。屋根の間からのぞく青空が素敵ですね~。
この屋根に使う竹の切り出しをこの日は行いました。
▲竹の切り出しの様子
竹は西塩子地区にある竹林から切り出します。私も少しお手伝いさせて頂き、竹を運んでみました。
思っていたよりもかなり重く、とても1人で運べるものではありませんでした…。
ただ、切り出したばかりの竹は青く、とても綺麗な色をしていました。”若竹色”とはこんな色の事を言うのだろうと思います。
▲切り出して2日ほど経った竹。切り出した時はもっと青々としていました。
歌舞伎の演目で使う背景画の作成もこの日に行いました。私も少し塗るのをお手伝いしました。
完成版はこちら!!
この背景画は、富士山が描かれています。西若座さまの演目「吉例曾我対面 工藤館の場」の中で、曾我兄弟は父の仇である工藤祐経(くどうすけつね)と富士の裾野で会う約束をします。このシーンでこの背景画は使われました。
参考記事:日本最古の組み立て式舞台、いよいよ!~西塩子の回り舞台 演目編~
9月19日~21日 西塩子の回り舞台復活20周年記念企画展「西塩子の回り舞台―伝える技、支える祭り。―」@かわプラザ
道の駅かわプラザにて、西塩子の回り舞台の展示を行いました。
始まったのが3連休の最終日ということもあり、3日間合わせて800名近くの方にご来場頂きました!
私もここで展示の解説などを行いました。自分も回り舞台の事を知れて、他の人にもそれを伝える事ができるとても有意義なイベントでした!
10月1日 常陸大宮市お宝発見事業
常陸大宮市内の小学生が、お宝発見事業の一環で、回り舞台の竹の屋根をつなぐ紐の結び方であるイボ結びの体験などを行いました。私は、イボ結びの体験はできず…。でも、いつかはやってみたいですね。
イボ結びの後は、回り舞台のスケッチをしました。上手く書けたかな?
この後、参加した子どもたちは、西塩子の回り舞台関連のDVDを見たり、本公演の子ども歌舞伎の衣装を着ていました。
今回はここまで。Part2では、本公演や郷土芸能の集いなど回り舞台を使ったイベントをメインにレポートします♪
次回もお楽しみに!!