「きっかけ」作りとしての情報発信

こんにちは、岩崎です。

私は、以前の記事で歴史ファンを増やしたいといった発言をしていました。そう発言したのはいいのですが、それって結局何がしたいのだろう…と考えていました。

なんか、この表現、自分が他人を操っているような気がして、何かしっくりきません。そこで、もう少し何か良い表現はないかと思って考えた言葉が

「きっかけ」作り

です。私は、地域の歴史を発信することでやりたいのはこれに尽きるのではないかと思います。

情報を発信して初めて存在が認知される

情報発信することによって、色んなものの存在がわかるようになります。例を2つあげてみます。

例①地域の伝統工芸品

例えば、私がFacebookで常陸大宮市の「西ノ内紙」のことを発信したとします。それによって、記事を見た人は、常陸大宮市と西ノ内紙の存在を知るわけです。Facebookがきっかけで知ってから行動を起こすかどうかは次の段階になります。

次は今はもうないものについてです。

例②今はもう行われていない祭礼

私は、「常陸大宮市ふるさと文化で人と地域を元気にする事業」のHPで、陰陽神社でかつてお祭りが行われていた事実を知りました。

関連リンク①:陰陽神社

関連リンク②:陰陽山祭礼

このお祭りは、昭和12年まで行われていたそうですが、今はもう行われていません。そのため、実際にお祭りをやっている風景を見ることはできませんが、情報発信をしたことで、「陰陽神社」と「陰陽山祭礼」の存在を知る事はできました。

つまり、メディアで発信した記事がきっかけとなって、そこに行きたいと思わなくても地域の存在を知ることはできるということです。最初は、知ってもらうことが大切。そのためにも、情報発信はかなり重要になってきます。

昔の人たちもこうやって記録に残していって、それが古文書という形で今に残っているのでしょう。

「きっかけ」がないと次の段階に進めない

実際に移住者を増やすのは難しい問題で、そこに行くかどうかというのは相手次第だし、そこは私が入るべき領域ではないと思うのです。でも、何かのきっかけがないと次の行動に結びつけるのはなかなか難しいとも思います。ただ、心を打つような情報発信は必要だと思うので、そこは私が心掛けるべき点でもあります。

今年のテーマは「きっかけ作り」

情報を発信することで、少しでも地域を知るきっかけになれれば良いと思っています。そこに私の好きな歴史の要素をプラスすれば、「地域」「歴史」の両面から知ることができるのではないかと思います。

私の役割は、そのきっかけを作るための情報を発信することではないかと考えています。

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