着任してもうすぐ2ヶ月!
農家民泊推進マネージャー兼和ハーブインストラクターの本田です。
5月16日~18日の3日間、
「地域おこし協力隊員及び集落支援員の初任者研修会」に参加してきました。
今回は、その件についてお話したいと思います。
「地域おこし協力隊員及び集落支援員の初任者研修会」とは
総務省地域力創造グループ地域自立応援課主催の研修会で、
初任者を対象に、地域協力活動や集落対策支援の取組を推進するために必要となる
知識の習得や実務能力向上、地域おこし協力隊員等の初任者同士の
交流・情報交換を目的としています。
日にちは3日間で(初日と3日目は半日なので、実質2日間)
千葉県にある研修施設で開催され、
今回、全国各地から集まった研修生は100人を超えました。
入所直後、衝撃の事実を知る
「全国各地から初任者が集まるのかぁ!
茨城県の初任者の方は何人来るのかなぁ? 楽しみだなぁ! 」
「どんな人が来るんだろう? きっとみんな若いんだろうなぁ。」
会場に向かう道中、私はいろんなことを考えてワクワクしていました。
最寄駅からシャトルバスに乗り、現地へ到着。
まずは開講式ということで講堂へ。
机の上には今回の研修で使うテキストと、受講者の名簿が置いてありました。
待っている間にパラパラと名簿をめくる私。
そこで、衝撃の事実を知ることになるのです。
茨城県からの参加者が私しかいない!!!!
正直、血の気が引きました。
開講式前、同郷の方々どうしでキャッキャと盛り上がる講堂。
若さはじける他の研修者さんたちに囲まれ、
「さて、これから3日間どうしたものか・・・」と、
若さどころか腹回りががはじけ気味の中年は考えていたのでした。
講習の流れ
初日
初日の講義は、研修生全員で受講しました。
「地域おこし協力隊とはそもそも何か?」
「外部支援者として期待される役割とは?」
「地域とどう関わってゆけばよいか」
右も左もわからない初任者にとっては、どれも貴重な知識です。
私も少しだけ、活動の方向性が見えてきた気がしました。
2日目~3日目
この日から、6人1組に分かれてグループワークを行いました。
私が所属したグループは世代もうまくバラけ、
集落支援員さんが1人いたおかげで
個性強めながらも、かなりいい感じにバランスの取れたグループに。
前半は「地域づくりクロスロード」。
ある架空の地域で起こった課題について、
どう対処するかを判断するワークです。
出し合ったアイデアをまとめ、グループ別に発表したところ
グループごとにかなり対処の仕方に違いが出ていて、
大変興味深かったです。
ちなみに、私たちのグループは基本前向きな対処をしていく方向でした。
後半は「地域づくりコーディネートゲーム」。
仮想の地域の状況(世帯数、高齢化率、
役場までの距離、地域の課題など)が書かれたカードを引いて、
「その地域に協力隊としてどう関わっていくか」を
シミュレーションするもので、これが最終日のプレゼンの題材となりました。
我々のグループが引いたカードは以下の通り。
このカードをもとに全員で夜遅くまで話し合った上で、私がシナリオを担当し、
岐阜県のとある集落を題材とした感動ストーリーを作り上げました。
(グループ内に岐阜出身者ゼロ)
最終日にメンバー全員参加の演劇として発表し(私はナレーション担当)
会場の爆笑をさらったのは言うまでもありません。
講師からも大絶賛で、グループの絆もかなり深まりました。
まとめ~初任者研修を終えて~
茨城県からの参加者がひとりだったと知った瞬間は
正直どうなることかと思っていましたが、
3日間を振り返ると、日本全国さまざまな地域の同志たちと
交流することができ、大変実りの多い研修だったと思います。
あの日、同じグループだったメンバーは今でもほぼ毎日連絡を取り合う程の仲となり、
今後の活動時や卒隊後、何かの機会で協力し合うこともきっとあるでしょう。
今回の初任者研修のメンバーはみんな志の高い人ばかり。
私も彼らの熱い思いに負けないよう、駆け抜けてまいりますっ!