こんにちは、地区活性化担当の志賀です。
今日は成人の日です。
常陸大宮市では、453人(男245人、女208人)が新成人となりました。皆さん、おめでとうございます!!
本日は12/24(土)に行われた「第18回山方宿若あゆ駅伝大会」についてレポートします。
当日の様子
当日はクリスマスイブ。そんなことはお構いなしに寒風が吹き荒れ、走路を誘導するための大きなカラーコーンが吹き飛ばされるバッドコンディションの中、大会が行われました。
出場するのは、有志で集まった山方地域の小学生。
コースは、山方総合支所前からJR水郡線山方宿駅前の山方宿通りです。
低学年の部では1人約1キロずつ、高学年の部では1人約2キロずつ走って、たすきを繋げます。
中継所付近では、苦しい表情を浮かべながらも懸命に走る仲間へ声援を送る姿や、思ったような順位でたすきを渡せずに悔し涙を流す子の姿がありました。
このように一生懸命な子どもたちの姿を見ると、自然と大人たちの応援の声も大きくなります。
スタッフとして大勢の保護者の方々が駅伝を支えており、このような協力があってこそ地域の行事は成り立つのだと実感しました。
“若あゆ”駅伝の名前の由来とは
山方地域を流れる久慈川が鮎を採れることで有名だから、という理由だけではありません。
鮎の幼魚は川の流れに乗って海に出ます。しかし、その後海のプランクトンを食べて大きくなった鮎は川に戻ります。
この生態になぞらえて、「進学や就職で一度常陸大宮市から離れても、いつかまた戻ってきてほしい。忘れないでほしい」という常陸大宮市の子どもたちへの願いが込められているのです。
自分の故郷を意識するようになるのは、そこで生活している時よりも一歩離れて別の地と故郷を比べることが出来るようになった時ではないかと思います。
懐かしさや親しみは、少し美化された思い出と共に蘇るのではないでしょうか。
子どもたちが見つめる常陸大宮
自分の住んでいる「まち」にはどんな魅力があると思いますかというアンケートに、常陸大宮市の中学生は、
・自然が豊かで動植物が多く、四季を感じながら静かに落ち着いて暮らせるところ
と答えています(同意見多数のものを抜粋。2014年茨城県北西部地域の中学生対象のまちづくりアンケートより)。
また、みなさんの「まち」は10年後、20年後どうなっていてほしいですかという問いには、
・いつまでも自然が豊かで、動植物が多く、まちと自然が共存してほしい
・まちの良いところを広めて、市外、県外から多くの観光客が来るまちにしたい
と答えています(上記と同様)。
中学生のうちから自分の住む「まち」について理解し、将来どのようになってほしいか考えるというのは、どの地域の子どもたちでも出来ることではありません(まず中学生当時の私はまったく意識したことなかった・・)。
これは、故郷に対する意識の高さ、危機感の強さから来るものだと思います。
だからこそ、いつ、どこで故郷のことを思い出しても“良いところだ”と親しみを持てるような経験を小さな頃から積み上げていく必要があるのではと思います。