常陸大宮市地域おこし協力隊の岩崎です。
4月17日に「御前山ダム湖周辺歩く会」に参加しました。
この日は朝から風が強く、雨もこれから降って来るとの予報が出ていたので開催されるかな…?と思っていましたが、無事開催されました!
市外から参加される方もいて、合わせて180名程の方が参加していました。
この会は、講師の先生がダムにある植物や生物などの解説をして下さいます。そのため、歩きながらダムの環境についても同時に学ぶことができます。特に、ソメイヨシノのお話は興味深かったです。
最初は普段は入ることができない工事用道路を歩いていきます。その中で様々な植物を見ることができました。
キササゲ
ヤマブキ
ここで、講師の先生からカスミザクラについての説明がありました。近くで見ないとわからないそうで、もしかしたら下の写真の中にある白っぽい花がそうかもしれないとのことです。この桜は、花と葉が同時に出るそうです。この日は、山桜はもう散り始めており、この時期に咲き始めるのは、このカスミザクラであるとのことでした。「カスミ」と付いてるのは花が白っぽく、かすみがかったように見えることから名づけられたそうです。
ただ、東京でソメイヨシノばかり見ていた私には、桜の花と葉が同時に出てくるという発想がなく…。
そこで、講師の先生にお聞きしたところ、ソメイヨシノはエドヒガンザクラと山桜をかけあわせたものだそうです。
ソメイヨシノは病気に感染するとすぐ倒れてしまうため、桜守(さくらもり)という木を管理する人がいるとのことです。ただ、ソメイヨシノのもとになる前出の2つの桜がないと、ソメイヨシノもなくなってしまうので、その原種の保護が重要であると仰ってました。
その他、ダムの中には希少生物を保護するビオトープがあり、そこに江戸時代の将軍家の徳川家の家紋である三つ葉葵のもとになったフタバアオイがあるそうです。私は歴史大好きなのでこれも実際に見てみたかったなぁ…。
ところで、道端でよくみるこのピンク色っぽい雑草は、ヒメオドリコソウという外来種だそうです。私はこれをずっとイチゴか何かと勝手に思いこんでました(笑)
ダムの放水地では、ダム湖で出来た波紋がそのままの形を描いて下に落ちていきました。これぞ、自然が作った芸術ですね。
最後に、餅つき体験をしました。餅つきはテレビでしか見たことがなく、実際やるのは初めてでした。上手くつけず、自分の体力不足を痛感させられました。
配られたお餅も美味しく頂きました。
この歩く会が終わった後、大雨と強風が吹いてきました。ちょうど良いタイミングでイベントが終わりました。
秋になったら那珂川でサケの溯上が始まり、川にめいっぱい来るとのことです。鮭の溯上はテレビでしか見たことないので、今からその季節が待ち遠しいです(^^)
関東の嵐山と言われるだけあって、ここの紅葉も綺麗そうな感じがします。
秋には3年に1度の西塩子の回り舞台や山方での芋煮会が開催されますので、ぜひそちらにも足を運んでみて下さい☆